おはようございます。
先週1週間(6/20〜26)のweb3市場についてのまとめ記事となります。
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BTCが$60K割れ・21カ月ぶり安値 — 「Fed・ETF・AI株ローテ」のトリプル圧力
先週のBTCは週初$63K台から急落し、6/26〜27にかけて$59K割れ(約$58,980〜$59,419)まで沈みました。2024年9月以来、約21カ月ぶりの安値で、週間では約-7〜9%の下げです。
Deutsche Bankの分析は、この下落を「Fed・ETF・AI株ローテ」の3要因が重なったものと指摘しています。前週のFOMCタカ派転換(新議長Kevin Warshによるフォワドガイダンス撤回)を引きずるマクロ圧力に、ETF流出とAI株への資金ローテが重なった格好です。
資金フロー面では6/25にBTC現物ETFが単日約-$692Mの大型流出を記録し、直近4週で$6B超の流出が続いています(週次合計はFarside直アクセスでの確認を推奨)。
要は「マクロの逆風・資金流出・AI株への乗り換え」が同時に効いた1週間で、当面はマクロ主導の重い展開が続きそうです。
Binance、ギリシャMiCA申請を取下げ → 7/1以降のEUサービス停止を通知
EUのMiCA(Markets in Crypto-Assets Regulation)完全施行期限7/1を直前に控えた6/24、Binanceがギリシャ当局(HCMC)へのMiCA申請を取下げ、7/1以降のEUサービス停止をユーザーに通知しました。フランスでの再申請方針も示していますが、期限には間に合いません。
MiCA認可は3,000社超のうちわずか約210社(約7%)にとどまっており、期限直前で大量の未認可業者がEU市場から締め出されるフェーズに入っています。
OKX Europe CEOは「取引所の約8割はMiCAを生き残れない」と警告しており、EU市場の業者再編が現実味を帯びています(The Block)。
Baillie Gifford、トークン化債券ファンド「BAGEY」をEthereum/Solanaでローンチ(BNY保管)
6/22、英運用大手Baillie Gifford(運用資産£286B)が、利回り約7%のUK規制債券ファンド「BAGEY」をEthereum/Solana上でネイティブ発行すると発表しました。
トークン化・ウォレット基盤はBNYが担い(受託者はNatWest Trustee and Depositary Services)、「ファンドの上にトークンを乗せた」のではなくファンドそのものをオンチェーンで発行する設計です。単なる裏付けではなく、オンチェーンが正式な権利記録になっている点がポイントです。
弱気相場が深まるなかでも、機関のRWA(Real World Assets、実世界資産)実装はむしろ進んでいます。価格が下げる局面でTradFiがオンチェーンに本気で乗ってくるという、前週からの流れの継続です。
つまり「相場は弱いがインフラは進む」という二層構造で、ここは中長期で効いてくる動きです。
MoneyGram、Solanaバリデータに参加 — ステーブルコイン決済レールを拡大
6/22、国際送金大手MoneyGramがSolanaのアクティブバリデータに参加しました。これまで関与していたTempo/MidnightからSolanaへ軸足を移した形です。
CEOは「グローバルな送金の未来はステーブルコイン」と明言しており、自社の送金ネットワークをステーブルコイン決済レールへ寄せていく姿勢を鮮明にしています。
Base、Berylアップグレード実装(6/25)— B20規格・引出5日化、稼働直後に一時停止
6/25 18:00 UTC、Coinbase系L2のBaseがBerylアップグレードをメインネット実装しました。前週「6/25実装予定」と報じられていたものの完了続報です。
中身はERC-20上位互換のネイティブ規格「B20」導入、引出窓の7日→5日への短縮、Reth V2によるディスク使用50%減・スループット33%増など、実用面の改善が並びます。
ただし実装直後に無効ブロックが原因で約2時間ネットワークが停止し、その後復旧しました。大型アップグレード直後の不安定さが出た形です。
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面白いと思ったポストや記事を紹介します。
Glassnode「Waiting for Buyers」(Week 25 On-Chain)
6/24公開のオンチェーン分析。BTCは真の市場平均コスト(約$77K)に対して約19%ディスカウントで取引されている、と指摘しています。
ETF流出が継続するなかで、底打ちの初期シグナルは出始めているものの、機関の買い意欲が伴っていないのが現状だとしています。
結論は「構造的には割安だが買い手待ち」。安いことと反発することは別、という冷静な見立てです。
Pickup News①のトリプル圧力と合わせると、「下げの理由はマクロ・フロー、戻りの条件は買い手の帰還」という構図がよく見えます。
21Shares「2026 Crypto Market Report — Mid-Year Audit」
6/24公開の中間レポート。L2淘汰論が現実化し、Base/Arbitrum/OptimismだけでL2 DeFi TVLの約83%を占める寡占化が進んでいるとしています。
RWAについては、公開チェーン上の約$31Bと許可型(パーミッションド)の約$350Bとの乖離を指摘。7〜10月のDTCC国債統合が触媒になり得るとしています。
注目は、当初の「4年サイクルは終わる」という予測を撤回し、「サイクルは健在」と認めた点。レポートが自らの見立てを修正している点に誠実さがあります。
CoinDesk「EFの混乱に、クリプトの大物たちはむしろ強気」
6/24公開の解説記事。Ethereum Foundation(EF)の予算40%・人員20%削減を、危機ではなく成熟・分散化の表れと読み解いています。
同時に始動したEthlabs(50超のステークホルダーが参加)が、生態系の確信を示すものだと位置づけています。Lubin・BitMine・SharpLinkらが支援に名を連ねています。
キーワードは責任が複数組織に分散する「Metropolitan Ethereum」。一つの財団に集中していた機能が、ネットワーク全体へ広がるという見立てです。
続報として、SharpLinkが6/26に8カ月ぶりに5,000 ETHを購入しており(The Block)、「大物が強気に転じた」という論の裏付けになっています。
📊 Market & News
🟠 Market Overview
続落・弱気深化の1週間でした。BTCは週初(6/22)の約$63,242〜$65,218から、6/26〜27には約$58,980〜$59,419(約21カ月ぶり安値)へ。週間で約-7〜9%の下げです。ETHも週初の約$1,758〜$1,760から約$1,576〜$1,615(約-7〜11%)へ軟調でした。暗号資産総時価総額は約$2.07〜$2.15Tまで縮小し、2025年10月のサイクル高値$4.27Tからは約-51%の水準です。
⛓️ Bitcoin / マクロ・ETF
⛓️ Ethereum / L2
⛓️ Solana / 他L1
💰 DeFi
🤑 Stablecoin
🏢 RWA
🤖 AIエージェント
規制・国家
その他
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