おはようございます。
先週1週間(6/13〜6/19)のweb3市場についてのまとめ記事となります。
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FOMC据え置き × ドットプロット利上げ転換 × イラン署名崩壊
6/17、FOMCは政策金利を3.50%〜3.75%で4会合連続の据え置きとしました(12-0の全会一致)。Kevin Warsh新議長体制での初会合です。
衝撃はドットプロット(政策金利見通し)のほうでした。2026年末の中央値は3.8%と前回3月の3.4%から大幅上昇。参加者18人中9人が年内利上げを予測し、うち6人は25bp×2回を見込んでおり、事実上「利上げバイアス」に転換しています。インフレ見通しもヘッドライン3.6%・コア3.3%に引き上げられました。
追い打ちをかけたのが6/19のイラン署名崩壊です。イスラエルがレバノン南部を再空爆し、スイスで予定されていた米イラン正式署名はイラン代表団の派遣拒否により無期限延期に。FOMC後に残っていた唯一のマクロ好材料が消え、BTCは前日の$63.9K台から$62.2Kまで約3%急落しました。
CME、パーペチュアルめぐりCFTCを提訴 — 「パーペはスワップだ」と全面対決
6/17にCMEのTerry Duffy CEOがCNBCで提訴方針を表明し、翌6/18にCFTC(商品先物取引委員会)を正式に提訴しました。争点は暗号資産のパーペチュアル先物(無期限先物)がDodd-Frank法上の「スワップ」に該当するかです。
発端は5/29、CFTCが予測市場KalshiのBTC無期限先物を即日承認したこと。Kalshiはわずか1週間で出来高$1B超を記録し、CMEにとって直接的な競合となりました。
CMEの主張は「パーペはファンディングレートで定期決済する構造ゆえスワップに該当し、取引所での直接提供は違法」というもの。認められれば、Kalshiだけでなく先週報じたKraken・Coinbaseの米国パーペ展開にも影響します。
この訴訟の結末は、米国でパーペチュアルが「先物」として広く提供されるのか、それとも「スワップ」として厳格な規制下に置かれるのかを決定づけます。規制パーペ元年の行方を占う最大の訴訟です。
MiCA移行期限7/1 まであと10日 — 未認可業者への締め出しが本格化
EUのMiCA(Markets in Crypto-Assets Regulation)の完全施行期限が7/1に迫っています。6月に入り、未認可のまま営業を続ける業者への事実上の締め出しが複数の方面で進み始めました。
BitGoは、MiCA認可を待つ暗号企業に向けて認可取得を代替する仕組みの営業を強化しています。背景にはバイナンスのライセンスをめぐる不透明感があり、「7/1に間に合わない企業」向けの駆け込み需要が生まれています。
米国側でも並行して規制整備が進んでいます。上院議員らはGENIUS法(ステーブルコイン規制法)の適用にあたり州当局の権限確保を財務省に要請しており、連邦と州の権限配分が論点になっています。
先週の金商法移管法案(日本)、今週のCME vs CFTC訴訟(米国)、そしてこのMiCA期限(EU)と、主要3地域で暗号資産の規制体制が同時に固まりつつある構図です。
7/1以降は、MiCA未対応の取引所やステーブルコイン発行体がEU市場から物理的に排除されるフェーズに入ります。「規制が来る」が「規制で落ちる」に変わる節目です。
Moody’s、Solana上で信用格付けインフラ稼働 & SBI Remit × Fasset でステーブルコイン送金 — TradFiのオンチェーン化が加速
6/17、格付け大手Moody’sがAlphaledgerとの提携でSolana上に信用格付けインフラ(TIE: Token Integration Engine)を構築すると発表しました。年初のCanton(プライベートチェーン)に続くパブリックチェーン展開の第一弾です。
同日、SBIグループの国際送金子会社SBI RemitがFassetと基本合意書(MoU)を締結。Fassetのネットワーク(16チェーン・50超のバンキングコリドー)を活用し、ステーブルコインベースのクロスボーダー送金を構築します。SBI HDは2025年5月にFassetへ戦略出資も実施済みです。
さらに今週は、Fidelityがステーブルコイン準備金のトークン化に着手する動きも報じられており、TradFiの参入が「検討」から「実装」へと進んでいます。
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面白いと思ったポストや記事を紹介します。
Bitwise CIO「次の強気相場はより緩やか・低ボラになる」 — 投資家の向き合い方が変わった
6/17公開。BitwiseのCIO Matt Hougan氏が、次の暗号資産の強気相場は「急騰・急落型」ではなく「じわじわ型」になるとの見通しを示しました。
根拠は投資家構成の変化です。現物ETFの承認以降、ボラティリティを嫌う長期投資家層が増え、市場のリスク選好が成熟してきたとしています。
Fear & Greed 15のExtreme Fearのなかで「焦らなくていい」というメッセージが出たのは、Pickup News①のFOMCショックと好対照です。
短期トレーダーには物足りないかもしれませんが、機関資金が主導する市場では「遅いけど堅い」サイクルのほうが構造的に安定する、という見立ては検討に値します。
CoinDesk「ビットコインL2、弱気相場の現実に直面」
6/17公開の分析記事。強気相場の期待先行で立ち上がったビットコインL2プロジェクト群が、相場の冷え込みで実力を問われている現状を報じています。
TVLの低迷、ユーザー数の伸び悩み、差別化の欠如が課題として挙がっており、「BTCの上にDeFiを乗せる」というナラティブの妥当性そのものが検証されるフェーズに入っています。
上のBitwise CIOの「次の強気相場は緩やか」という見通しと合わせると、L2の多くは次の上昇局面まで生き残れるかどうかの選別期です。
要は、弱気相場で何が篩い落とされるかを追う記事として、市場のリアリティチェックに最適な一本です。
CryptoQuant分析「ビットコイン大口保有者の供給量が1,680万BTC超で過去最高」
6/17報道。1BTC以上を保有する大口アドレスの供給量が1,680万BTC超と過去最高を記録しました。CryptoQuantのデータに基づく分析です。
BTCの総発行量は約1,970万枚なので、大口が全体の約85%を保有している計算です。保有の集中が数字に表れています。
価格が$62K台まで下落するなかでの蓄積は、大口が底値圏と見て拾っている、あるいは長期保有を前提に動じていないことを示唆します。
Fear & Greed 15の個人投資家の恐怖とは対照的な動きで、市場の「二層構造」が鮮明になっています。上のBitwise CIOの「機関化が進む」テーゼとも一致するデータです。
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🟠 Market Overview
軟調な1週間でした。BTCは$63,439(6/13時点)→$62,201(6/19時点)で週間約-2.0%、ETHは$1,660→$1,687で小幅上昇。暗号資産総時価総額は約$2.17Tで横ばいです。週内の流れは、6/14〜16は$63K台で膠着→6/17 FOMCタカ派ドットプロットで小幅下落→6/18に$63.9K台へ一時反発→6/19のイラン署名崩壊で$62.2Kまで急落、という展開でした。
⛓️ L1 Blockchain
⛓️ L2
💰 DeFi
Morpho $175M調達 — DeFi史上最大のファンディング(Paradigm・a16z・Ribbit参加)(6/17)
DeFiハック2026年累計$840M超 — KelpDAO $290MハックはLazarus Group関与(6/18)
🤑 RWA・Stablecoin
🏢 ETF・DAT
🤖 AIエージェント
国家、法律、規制関連
その他
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