Quantum SystemsにBlackstoneが$1.2B出資、Together AIにAramco Venturesが$800M出資、など全21PJ【資金調達PJまとめ】
直近1週間の資金調達情報をまとめました。
おはようございます。
今日は「今週1週間(6/27〜7/3)のAI領域の資金調達PJのまとめ」です。
💥調達金額上位5プロジェクト
1、Quantum Systems
概要:ドイツ・ミュンヘン拠点の自律型ドローン+戦場向け自律ソフトウェアの企業です。ウクライナでは2025年に19,000超のミッションを飛行した実績があります。今回の資金はハードウェア・センサーに加え、カウンタードローンまで統合するソフトウェア基盤「MOSAIC UXS」の構築に投じられます。評価額は約$8B(post)と前回の$3.5Bからほぼ倍増で、欧州防衛テック史上最大の民間調達です。
カテゴリ:AI Defense, Autonomous Systems
調達額:$1.2B
投資ラウンド:Series D(評価額約$8B post)
投資家:★Blackstone、★Noteus Partners、★Airbus、★Advent(共同リード)、BOND、Fidelity、Balderton Capital、HV Capital、Wellington Management、A.P. Moller Holding、etc..
2、Together AI
概要:NVIDIA GPUクラスタを貸し出す「ネオクラウド」です。年間ブッキングは$1.15B超に達し、主要クラウド比で推論コストを6〜60分の1に抑えられると主張しています。今後5年でcompute(計算資源)を約50倍に拡大する計画です。評価額は$8.3B(post)で、16ヶ月で2.5倍になりました。
カテゴリ:AI Infrastructure
調達額:$800M
投資ラウンド:Series C(評価額$8.3B post)
投資家:★Aramco Ventures(リード)、Vista、General Catalyst、Emergence、NVIDIA、March Capital、Pegatron VC、S Ventures、etc..
3、LeapXpert
概要:WhatsApp・iMessage・Signal・WeChatなどでの業務会話を、記録・統制したうえでAIで理解可能にする「Governed Communication Intelligence」を提供します。要は、金融・政府など規制業種のコンプライアンス通信基盤にAIを載せた企業で、すでに数百社が導入しています。Gartner Magic Quadrantでは2年連続でVisionaryに選出されています。
カテゴリ:Enterprise AI, Compliance
調達額:$180M
投資ラウンド:Growth(評価額非開示)
投資家:★Riverwood Capital(リード)、Portage Ventures
4、8090
概要:Chamath Palihapitiya氏が創業し、今回CEO就任も同時に発表したAIネイティブの「Software Factory」です。人間の監督下でAIエージェント群がエンタープライズソフトウェアを構築・変更します。1,800万行のCOBOL/Assemblyコードをわずか40日で30万超の平易な英語ルールにリバースエンジニアリングした実績を持ちます。※6/26発表(前週分)。
カテゴリ:Enterprise AI, AI Coding
調達額:$135M
投資ラウンド:Series A
投資家:★Salesforce Ventures(リード)、WndrCo、Craft Ventures、The Production Board、LAUNCH、エンジェル(Nikesh Arora氏、Adam D’Angelo氏、Thomas Laffont氏他)
5、TwelveLabs
概要:動画理解AIの企業です。映像を検索・推論可能な構造化データへ変換する新モデル「Pegasus 1.5」を展開しており、今回はAWS Trainiumへの複数年の最適化コミットも同時に発表しました。動画という「AIがまだ読み切れていない資産」を扱える数少ないプレイヤーです。
カテゴリ:Video AI
調達額:$100M
投資ラウンド:Series B(評価額非開示・累計調達は$200M超)
投資家:★NEA、★NAVER Ventures(共同リード)、Amazon、Radical Ventures、Korea Investment Partners、Index Ventures、Quadrille、Red Bull Ventures、etc..
✨その他、16プロジェクト
Dominion Dynamics[$100M(CA$139M)/Series A]:カナダ・オタワ拠点の北極圏防衛テックです。センサー網「AuraNet」にAIと自律プラットフォームを組み合わせて北極圏の監視を担い、カナダ防衛テック史上最大のSeries Aとなりました(創業者は元Anduril、評価額$400M ※報道ベース)。投資家は ★Georgian(リード・既存)、Valor Equity Partners、Expeditions、Lakestar、OMERS Ventures、etc..
Reed Semiconductor[$100M/Growth]:AIインフラ向けのターンキー電源半導体を手がける企業です。リード投資家・正式なラウンド名は非開示です。
Higharc[$95M/Series C]:住宅建設の設計から施工までを一気通貫でつなぐAIプラットフォームです。米建材大手US LBMとの提携も発表しました。投資家は ★Insight Partners(リード)。
Straiker[$64M/Series A]:AIエージェント向けのセキュリティ企業です。エージェントの発見・敵対テスト・ランタイム保護までをカバーし、創業1年未満で売上を15倍に伸ばしました。投資家は ★Marathon、★Citi Ventures、★Illuminate Financial、★Workday Ventures(共同リード)、Bain Capital Ventures、Lightspeed、etc..
Stathera[$55M/Series B]:モントリオール拠点のファブレス半導体です。水晶振動子を置き換えるMEMSシリコンタイミングチップで、AIデータセンターのGPU同期・ジッタ制御を担います。投資家は ★Maverick Silicon(リード)、Celesta、BDC、MediaTek Innovation Fund、TXC、Ultratech。
CarbonSix[$40M/Series A]:韓国のフィジカルAI企業です。工場ラインへ即統合できるロボットハンドと知能ソフトを提供します。CEOはSuaLab(Cognexが買収)の共同創業者です。投資家は ★DSC Investment、★LB Investment(共同リード)、IMM、KDB、SV Investment、etc..
Oxmiq Labs[$35M/Series A]:GPU業界の重鎮Raja Koduri氏が創業した、ライセンス可能なGPUアーキテクチャ「OxCore」の企業です。Jim Keller氏の取締役就任も発表しました。投資家は ★Fundomo、★Samsung Catalyst Fund(共同リード)、MediaTek、Pegatron VC、etc..
Omen AI[$31M/Series A]:データセンターの冷却液や機械油を分光センサーで常時解析する「Fluid Intelligence」を提供します。すでに10〜14GW分の顧客を抱え、CEOは20歳です。投資家は ★Nava Ventures(リード)、CRV、Sheryl Sandberg氏、etc..
Pie[$19.5M/Series A]:元Square/Toastのメンバーが創業した、SMB(中小企業)向けAIグロース基盤です。電話対応を担う音声AI「Front Desk」を展開します。投資家は ★Lightspeed(リード)、Capital One Ventures、SciFi VC、etc..
Luxonis[$14M/Series A]:フィジカルAIの「知覚レイヤー」を担う企業です。OAKカメラとDepthAIプラットフォームをFortune 500のうち60社超が利用しており、今回が初の機関投資家ラウンドです。投資家は ★Denali Growth Partners(リード)、Taiwania Capital。
Queue[$12.6M/Seed]:完全自律型のロボット薬局キオスクです。処方数上位250薬に対応し、薬局の待ち時間をなくしに行きます。投資家は ★AlleyCorp(リード)、House Capital、Ubiquity、Grep、Banter。
Pocket (Open Vision Engineering)[$11M/シード(ラウンド名非公表)]:スマホ背面に貼り付けるカード型AIノートデバイス($99)です。2026年3月時点で35,000台超を出荷し、ARR(年間経常収益)は$27Mに到達。YC W26出身です。投資家は Accel、Y Combinator、Guillermo Rauch氏、etc..(リード非開示)。
Proception[$11M/Seed]:元Tesla Optimusエンジニアが創業したロボットハンド企業です。22自由度の「ProHand 1.0」とデータ収集用の「ProGlove」を発表しました。Teslaとの営業秘密訴訟の和解と同日の発表です。投資家は ★First Round Capital(リード)、Y Combinator、BoxGroup。
Baz[$9M/Extended Seed]:イスラエル出身チームによる、サンフランシスコ拠点のエージェンティックコーディング企業です。実装前の設計段階でレビューを行う「Baz Planner」により、手戻りを最大65%削減したと報告しています。投資家は ★Battery Ventures、★boldstart(共同リード)。
GenerativeX[$4M/Series A]:東京・SF・NYに展開する、FDE(Forward Deployed Engineer)型のエンタープライズAI実装企業です。導入企業は80社超。投資家は ★ニッセイ・キャピタル(リード)、Salesforce Ventures、Angel Bridge、DeepCore、SMBC VC。
X Square Robot(自変量机器人)[調達額非開示(評価額$2.8B超)]:深圳のエンボディドAI(身体を持つAI)企業です。Series Cまでの4ラウンドを一括発表し、評価額は$2.8B超に達しました。投資家はIDG、HongShan、Xiaomi、Meituan、Alibaba、ByteDance(過去ラウンド含む)。
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