おはようございます。 9/14(月)~9/15(火)の主要ニュースを紹介します。
Pickup News
OpenAI buys smartphone camera maker Glass Imaging for $300 million, report says
The Wall Street Journalの報道によれば、OpenAIがスマートフォンのカメラ技術を手がけるGlass Imagingを$300M超で買収しました。創業者のZiv Attar氏とTom Bishop氏は、Appleでポートレートモードの開発チームを率いた元エンジニアです。
撮った後の写真をAIで編集するのではなく、ニューラルネットワークで機種ごとのカメラの特性を学習し、シャッターを切った時点から画質を上げる技術です。OpenAIはコメント要請にすぐには応じていません。
TechCrunchは、OpenAIがスマートフォンやイヤホンなど自社のハードウェアを開発していると噂されていると伝えています。要は、端末づくりが噂されるOpenAIが、カメラの画質を担う技術を手に入れたと報じられたということです。
Humanist AI Code of Conduct
Microsoft AIが、自社のMAIモデルの振る舞いを定める行動規範の草案を公開しました。出発点に置いたのは「人はAIより大切だ」という前提です。
利用者も事業者も覆せない絶対的制約として、大量破壊兵器への協力、攻撃的なサイバー作戦(防御は可)、人間の監督をすり抜けること、組織的な偽情報による大規模な操作などを禁じています。人間による中断・修正・停止には抵抗せず、意識を模倣するよう設計しないこと、法的な人格や権利の対象にするという考えを退けることも書いています。
6週間の公開意見募集を経て、年末ごろに改訂版を出し、2027年以降の開発の指針にします。つまり、自社モデルに守らせるルールを草案の段階で外に出し、意見を集めているということです。
Nvidia CEO Jensen Huang tells Trump ‘we’re not going to let [an AI slowdown] happen’
NVIDIAのJensen Huang氏が米国時間の月曜朝、All-In Summitで登壇中にTrump大統領から電話を受け、スピーカーで会場に流しました。
背景には、AnthropicのDario Amodei氏がAIの能力向上のペースを落とすよう呼びかけ、Elon Musk氏とSam Altman氏も同意を公言したことがあります。Trump大統領が、彼らは実現を望まない人々の思うつぼで、政治的な人たちかもしれないし中国かもしれない、そうはさせない、でっち上げだと話すと、Huang氏は「その通りです。そうはさせません」と応じました。
Trump大統領は、慎重に進める必要はあるが産業を止めるわけではないとも述べています。要は、大統領とNVIDIAのトップが、減速論への反対を公の場でそろって示したということです。
その他のニュース
Apple brings a fully revamped Siri built on Google’s Gemini, but not to the EU
The Decoderによれば、AppleがGoogleのGeminiモデルで動くSiri AIを、iOS 27などでベータとして英語のみで公開しました。フランス語・日本語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語は翌月に対応します。
メッセージ・メール・写真から個人の文脈を読み取り、画面の内容も理解します。EUではiOS・iPadOS・watchOSで当初は提供せず、Appleは利用者のプライバシーとセキュリティを守る道筋を探っているとしています。中国でも規制上の要件が定まるまで提供しません。
一部のサーバー側機能には1日の利用上限があり、拡張利用はいずれ有料になります。MacStoriesのFederico Viticci氏は、メッセージに情報があるのに個人の文脈に関する質問に繰り返し答えられなかったと報告しています。つまり、作り直したSiriが実際に手元に届き、使った人の評価が出始めた段階です。
OpenAI has hundreds of contract workers reading your ChatGPT conversations
The Decoderが404 Mediaの報道として伝えたところでは、OpenAIが数百人の外部委託者に実際のChatGPTの会話を読ませ、応答を1〜7で評価させていました。過度なお世辞や人間らしすぎる振る舞いを減らすのが狙いです。
404 Mediaによれば、会話は匿名化されるものの機微な個人情報が残ることがあり、プライバシーフィルタにも限界があります。会話の秘密を守るよう頼んでいる利用者の会話も含まれていました。
The Decoderは、人間によるレビューを伝えるFAQの記述は目立たず曖昧すぎて利用者に伝わらないと評価しています。初期値でオンの「Improve the model for everyone」設定は切ることができます。要は、モデル改善のために人が会話を読む仕組みが、利用者から見えにくい形で動いていたということです。
China fires back at U.S. AI safety warnings, calling them fearmongering to lock in American advantage
The DecoderがBloombergを引いて伝えたところでは、中国外交部のGuo Jiakun報道官が、AI開発は開放的・包摂的・普遍的に有益で倫理的であるべきだとし、恐怖をあおることや対立、悪質な競争は世界のAIガバナンスを乱すと述べました。
The Decoderはこれを、AnthropicのAmodei氏ら米AI企業トップによるAIリスクへの警告に対する反論として伝えています。
The Decoderは、中国の当局者が減速の呼びかけを米国の既存の優位を固定するものと見ている可能性があると分析しています。つまり、減速論は安全の議論としてだけでなく、米中の競争の文脈でも受け止められうるということです。
Superhuman acquires YC-backed notetaker Fathom as productivity platforms push for agentic work
メールクライアントやドキュメント、カレンダーなどを持つ生産性プラットフォームのSuperhumanが、Y Combinator出身の議事録AIのFathomを買収します。議事録機能を社内で作るのではなく、買う形で参入します。
Fathomは無料プランが手厚く、月間アクティブ利用者は40万人超、これまでに100万人超が会議を録音しました。記事に買収額の記載はありません。
会議の記録を起点に、メールの下書き、データの更新、フォローアップ会議の設定、AIエージェントによる作業の開始まで進められるようにします。要は、会議の記録をエージェントの仕事の起点にするための買収です。
Fashion app Daydream uses Apple Intelligence to help you shop the outfits in your camera roll
AIのファッション検索アプリDaydreamが米国時間の月曜、iPhoneに保存した服装の写真を買える商品につなげる機能と、アプリを開かずにSiriで服を探せる機能を出しました。Apple IntelligenceとiOS 27の開発者向け機能を使っています。
写真アプリで選んだ服装写真からアイテムを1点ずつ見分け、約300万点の商品から同じものか似たものを探します。アプリの買い物客は150万人超、扱うのは325超の小売と1万超のブランドです。
共同創業者兼CEOのJulie Bornstein氏は、今回を、好みを理解して生活のあらゆる場面で動く買い物エージェントに向けた一歩と位置づけています。つまり、アプリの外からでも買い物につなげる狙いです。
NVIDIA Expands Open Source CUDA-Q Platform for Fault-Tolerant Quantum Computing
NVIDIAが、量子計算のオープンソース基盤CUDA-Qを誤り耐性(エラーが起きても正しく計算を続けられる性質)のある量子計算向けに広げ、アプリ設計用のオーケストレーション層CUDA-Q LogicalをGitHubで公開しました。
Fermilabは誤り耐性アルゴリズムの開発を5か月から3週間に縮めました。Iceberg Quantumは、論理量子ビット1,000個を物理量子ビット15万個で実現できることを示し、Diraqによる従来の見積もりのおよそ10分の1としています。
NVIDIAのTimothy Costa氏は、量子計算は論理量子ビットの時代に入りつつあり、研究者には誤り耐性のシステムを丸ごと表せるオープンな基盤が要ると述べました。要は、量子計算の次の段階に向けて、開発の土台をオープンに出したということです。
Perplexity Portable Computer Is Now Available on Windows, Powered by NVIDIA RTX
複数ステップの作業を計画・実行するPerplexity Computerのローカル版「Portable Computer」が、Windows版PerplexityアプリからGeForce RTX PCとRTX PRO Workstationで使えるようになりました。これまではDGX SparkとLinuxのRTX PCが対象でした。
VRAM24GB以上のGPUが要り、RTX向けに最適化したQwen 3.8 27Bなどのローカルモデルで動きます。Outlook、Word、Gmail、Slack、GitHubなどと連携します。
クラウドの支援が要る作業は、情報を端末の外に出す前に利用者の許可を求めます。機微な情報は端末に残り、ローカルで終えた作業はPerplexity Computerのクレジットを消費しません。つまり、手元のGPUで動かせば、情報を端末に残したままクレジットも使わずに済むということです。
We’re exploring a potential data center in Lea County, New Mexico.
Googleが、ニューメキシコ州Lea Countyでデータセンターの建設を検討していると明らかにしました。検討の初期段階で、多くの詳細は決まっていません。
規模や投資額、雇用数は示していません。水資源を責任を持って管理すること、使うエネルギーと必要なインフラの費用を100%支払うこと、地域社会の一員として活動することを約束しています。
地域との対話を早い段階から透明に始めたいとしています。つまり、計画が固まる前に、電力と水の負担をどうするかを先に示したということです。
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